熱中症とは?熱中症になったらどうする?対策はある?

日本の四季は好きですが、日本の夏は辛いですよね(;^_^;)

高温多湿の日本の夏は、海外の方もびっくりするほどです。

でも、夏は海やキャンプなどのアウトドアをする楽しみもあります。

夏を少しでも楽しく過ごすためにも気を付けたいのが、熱中症です。

夏場になると熱中症がニュースになります。

今回は、熱中症について症状や対策について紹介します。

Contents

熱中症とは?

熱中症の症状と対策

熱中症の中には、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病があり、暑い環境で起こる健康障害のことで、それらを一括りにした総称です。

熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病は、名前の違いからも分かるように原因や症状の違いで分類されています。

熱中症の分類?

熱中症も熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などと分類しても、暑い環境にいることで起こるますので、原因は一括りにできます。

しかし、それぞれ体の不調部分が違うため、症状は一括りにできません。

熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病について紹介します。

熱失神の原因と症状

熱失神は、暑い環境の中で体が体温を維持(この場合、降下)しようとして、皮膚血管が拡張し、血圧が低下して脳血流が減少することで起こります。

熱失神の症状は、失神、口唇の痺れ、顔面蒼白、目眩、立ち眩み、呼吸回数などで、貧血と症状は似ています。

普段、貧血を持っている方は、熱失神になったとしても体温も平熱ですし、本人でも気づきにくいかもしれません。

運動をしている時に起こりやすい熱中症です。

熱けいれんの原因と症状

熱けいれんは、大量の汗をかいて血液中の塩分が減少してしまうことで起こります。

運動をしている時に注意が必要ですが、大量に汗をかくことで起こりますので、室内、室外関係なく起こる可能性がある熱中症です。

症状は、体温は平熱ですが、顔色が悪くなり、脈拍が弱く速くなります。

そして、熱けいれんという名の通り、筋肉のけいれんを起こします。

熱疲労の原因と症状

非常にシンプルな説明ですが、暑さによって、体が疲れた状態になることです。

じっとしていたり、運動をしているなどの状況に関わらず、暑い環境下にいるという条件で熱疲労になる可能性はあります。

大量の汗で体の水分が減ってしまうことによる脱水症状が原因で、体がだるく感じるなどの症状が起きます。

体の疲労感以外には、めまい、頭痛、吐き気などの症状があり、発熱を起こすこともあります。

疲労状態が進み、体温がどんどん上がると熱中症ので最も重度である熱射病になります。

熱射病の原因と症状

熱射病は、体温が上昇し過ぎることによって起こります。

体温の上昇が速くなっているため、自分の体の力だけでは体温が下がらなくなってしまします。

そのため、放置していると高い発熱が出ることもあり、最悪の場合41℃を超えることもあります。

41℃を超えると、体の成分であるタンパク質が壊れますので、体へ様々な悪影響あります。

熱射病の症状は、体温が高く、顔色が悪くなり、唇は蒼くなります。

また、脈は弱く速くなります。

呼びかけに反応がにぶくなったり、言動が不自然なったりなどの意識障害見られることもあります。

さらに体温が上昇して、熱が41℃を越えてしまうと、汗で水分が体から出てしまうため、血液が濃くなり、血流も悪くなるため、血の塊ができたり、内臓への血液が減少して、内臓が働かなくなることもあります。

熱中症になったらどうする?

どの分類の熱中症になっても、共通することは涼しい場所で水分を補給することです。

水分は、塩分濃度0.9%の食塩水(生理食塩水)かスポーツドリンクです。

熱けいれんは、涼しい場所で水分を補給することで通常は回復します。

熱失神、熱疲労の場合は、しばらく安静にすることが大切で衣服がきつければ緩めます。

症状が重い場合は、必ず病院に行くことです。

熱射病の場合は、意識朦朧としていたり、吐き気などで水分を補給出来ないこともあり、病院に速く運ぶことが重要です。

そして、いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが非常に重要ですので、応急処置として身体を冷やしましょう。

体に水をかけたり、濡れタオルを当てて身体を冷やしたり、アイスパックなどがあれば、首すじ、脇の下、大腿部の付け根などの大きい血管を冷やすと効果的です。

熱中症の対策はある?

当然ながら熱中症になった時のことよりも、ならないことを考える方が合理的です。

各種メディアでも、言われているようにスポーツドリンクなどでの小まめな水分補給が大切です。

スポーツドリンクは、塩分0.1~0.2%と表記があるもので、ほどよく冷えた(5~15℃)ものが良いです。

また、運動をする場合は、しっかり休憩時間と涼しい休憩場所の確保して、特に気温が高い日は、20分間隔で休憩しましょう。

体への直射日光を避けることも大切で帽子は、アウトドアには欠かせないアイテムでしょう。

まとめ

熱中症の症状と対策についてどうだったでしょうか?

夏は楽しいことがある反面、夏の暑さを甘く見ていると危険なこともあります。

熱中症の対策をして、日本の夏を楽しみましょう(*^^)v