本のカビの除去にはエタノール?臭いの除去や防止はできるの?

2017年4月27日

久しぶりに読もうと思って手に取った本。

なんと、カビが生えてしまっている( ̄▽ ̄;)!!ガーン

うわー読みたくない。。。。。( 。・・)/⌒□ポイ

なんてなったことありませんか?

とてももったいないですけど、カビは他の本にも伝染します。

でも、どうしても捨てたくない本だってあります。

今日は、本のカビ対策について紹介します。

Contents

本のカビ 除去にはエタノールがいいの?

本のカビ 除去

本に発生したカビ、すごく厄介ですよね?

カビと言えばカビキラーですが、本にはカビキラーを使ってはいけませんよ。

水分が多く、漂白作用もあるので、ただのぶよぶよ白紙のノートになってしまいます。

本に発生してしまったカビには、エタノールを使って対処するのが最もベターな方法で図書館でも使われています。

ただし、エタノールを使うにも少し注意が必要です。

本についたカビの除去に使うエタノールですが、市販されているエタノールには、「無水エタノール」と「消毒用エタノール」があります。

違いは、無水エタノールには水が含まれず、消毒用エタノールには約20~30%程度の水が含まれているということです。

水分を含む消毒用エタノールの方が紙に浸透して、カビの殺菌に期待ができるのですが、水分を含むためあまり本の中身に吹きかけ過ぎると紙が膨張して乾いた時に波打った感じになります。

学生の頃雨に濡れた教科書を乾かすとなった“アレ”ですね。

表紙や本の上側と下側(天地)を拭き取るくらいなら消毒用エタノールで良いですが、中身のカビの対処には、無水エタノールを使いましょう。

【消毒用エタノール】

外皮用殺菌消毒剤 消毒用エタノールイソプロ「カネイチ」 500ml 【指定医薬部外品】【RCP】 10P03Dec16

【無水エタノール】

無水エタノールP [500ml]【1梱包/40本まで】

消毒用エタノールも無水エタノールも、普通にドラッグストアで買うことが出来ます。

どちらも容量によりますが、1,000円もあれば十分です。

本のカビ 除去にはエタノール!

最初に注意事項をお話します。

カビは人体に有害ですので、除去をする場合はマスクとゴム手袋を装着してください。

また、カビの胞子が舞いますので屋内で行う時は、空気清浄機を使用してください。

天気のいい日は屋外で除去作業をしてください。

本をカビから救出するために、さっそくカビの除去を開始したいと思います。

カビの除去の仕方は、いたってシンプルです。

【カビの除去】

  • ①ペーパータオルにエタノールを含ませます。 
     
    Point!!まず、紙や文字の変色や退色がないかを目立たないところで確かめて下さい。
  •  

  • ②本のカビを拭き取ります。 
     
    Point!!往復するように拭くとカビを広げてしましますので、一方向に拭きます。
  •  

  • ③きれいに拭きあげた部分を掃除機で吸い取ります。
     
    Point!!やわらかめのブラシアタッチメントがあるのでしたら、使用をおすすめします。

このやり方で、気になるところをきれいにしてきます。

拭き取るアイテムは、使い捨ての出来るペーパータオルがオススメです。

本のカビの臭いは除去できるの?

カビは除去できたけど、カビの臭いが気になるということもあります。

カビを除去してもカビの臭いが残るということは、かなりの強敵です。

こういう場合は、ビニール袋に本と一緒に粉末の重曹を入れてしばらく放置してください。

臭いの強さで期間は、変わりますが3日もあれば、消臭効果が期待できます。

また、重層のかわりに乾燥させたコーヒーかすでも消臭剤の代わりになります。

コーヒーかすの消臭剤はこのブログでも紹介しています。

Check!!>>>コーヒーかすが消臭剤になる?作り方は?消臭効果は?

本のカビを防止したい!

カビの発生を経験するともう見たくないというのが普通ですよね?

しかしカビは、人間の生活空間からなかなか根絶は難しいと思います。

それでも、カビの住みにくい環境を作れば防止することはできます。

カビは、高温(15~30℃)、多湿(80%以上)で発生しホコリや汚れなどを栄養とします。

ですので、高温になるところでの保管は出来るだけ避けて風通しのいいところで保管するのがいいでしょう。

夏場は、本にも扇風機を当てて風通しを良くしたり、普段から本棚の清掃をするとよりカビが住みにくい環境ができます。

本棚に暖簾をつけて、防虫剤を置くのも、カビ防止に効果が期待できます。

まとめ

【本のカビ 除去にはエタノールがいいの?】

  • 本の表紙や天地なら消毒用エタノールで良いが、中身は無水エタノールを使う

【本のカビの臭いは除去できるの?】

  • 本のカビ臭には、ビニール袋に粉末の重曹を入れて放置

【本のカビを防止したい!】

  • 清掃と風通しを良くし、カビやすい環境を作らない

今回は、本のカビ対策について紹介しました。

どうだったでしょうか?

是非、快適な読書ライフを送ってください。