七夕の由来はどんなもの?笹飾りの意味や短冊の意味は?

2016年5月13日

七夕の由来ってご存知ですか?

私の知識は、短冊に願い事を書いて笹に飾って、彦星と織姫が出会う日くらいでした。

さて、今回は七夕の由来について紹介します。

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七夕の由来はどんなもの?

七夕伝説の彦星と織姫

七夕は、彦星と織姫が年に一度会える日をお祝いする日で、中国伝来の「七夕伝説」に由来します。

そして、七夕の日が7月7日なのは、陰陽思想で縁起が良いとされる「陽数(奇数)」が揃う7月7日の夕方に行われるため「七夕(七夕の節句)」です。

日本の七夕には、さらに日本古来の「棚機つ女(たなばたつめ)」の伝説や、「お盆前の清めの風習」などが結びついています。

日本では、この「棚機つ女(たなばたつめ)」の読みが、七夕と書いて「たなばた」と読むきっかけになったようです。

七夕伝説とは?

七夕の由来で知りたい内容というと、七夕伝説ことですよね(*^_^*)タブン

天帝の娘で機織りの上手な織姫と、働き者の彦星が天帝の許しを得てめでたく結婚したけれど、2人でいる生活が楽しくて働かなくなりました。

それに怒った天帝が、天の川を隔てて2人を離れ離れにしました。

しかし、今度は悲しみに暮れて働かなくなりました。

そこで、昔のように仕事に励むことを条件に天帝は、七夕の夜のみ2人が会うこと許したし、七夕になるとカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度だけ再会するようになった。

と、こういうお話しです。

空を眺めてみると、天の川に彦星、織姫、カササギとされる「夏の大三角形」が、輝いています(*^_^*)ナライマシタヨネ?

夏の大三角形を形成しているのは、織姫とされるベガ彦星とされるアルタイルデネブがカササギです。

七夕の天の川と夏の大三角形

七夕の笹飾りの意味は?

七夕は、笹を用いた行事であることから、「笹の節句」とも呼ばれています。

笹飾りは、七夕のメインのイベントといっても過言ではないでしょう。

七夕に欠かせない笹竹は、神様が依りつくところとされています。

そのため、飾りものなど笹竹につるして、笹飾りをつくります。

七夕の短冊の意味は?

昔は、短冊ではなく機織り名人の織姫にちなんで、五色の糸を飾っていたようです。

そして、この五色も陰陽五行説に基づく「青・赤・黄・白・黒」の五色に由来しています。

江戸時代ごろに現在の短冊スタイルになって、短冊に主に和歌や書道などの芸事の上達の願い事を書くようになったそうです。

短冊に願い事を書くのは、芸事の上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」という、中国のお祭りで梶の葉に願い事を書くこと由来しています。

この芸事というのは、機織り名人の織姫にちなんでいるとか。

日本の七夕は奥がふかいですねぇ(^o^)

まとめ

今回の七夕の由来についてどうだったでしょうか?

結構、深い意味や想いが込められていると知ると、イベントごとも感慨深いものです。

日本は特に、独自の文化と輸入した文化が合体していたりするので、その内容も2倍、3倍になりますね。

意味を知って、是非とも、七夕を2倍も3倍も楽しんでください(^^ゞ