うなぎが夏バテに良いといわれる理由は?夏バテへの効果は?

2016年5月31日

夏バテに効く食べ物は?と聞かれたら、「うなぎ」が真っ先に思い浮かびます。

それは、メディアのせいか、お店の宣伝のせいかは分かりませんが、すっかりと定説のようになっています。

今回は、夏バテ=うなぎとなった理由と、実際のところの効果について紹介します。

Contents

うなぎが夏バテに良いといわれる理由は?

うなぎと夏バテ

日本人がうなぎを食べる歴史は、約5000年前の縄文時代の貝塚からもうなぎの骨が出てくることからも、とても古いものだと分かります。

また、万葉歌人の大伴家持が夏痩せ予防にうなぎを勧める歌もあり、昔から滋養強壮に効く食材としても信じられていたようです。

現代でも夏バテ対策に土用の丑の日にうなぎを食べます。

実際に豊富なビタミンと良質なたんぱく質や脂質がを含んでおり、特に体内でビタミンAとして作用するレチノールが豊富で、

特にうなぎに豊富に含まれている、体の免疫力を高めるレチノールという栄養素は、カボチャに含まれるカロチンと比較して7倍の働きをすると言われています。

現代でもうなぎの効果が信じられているのは、先人たちが実体験から学んだ結果なのでしょう。

うなぎの夏バテへの効果は?

うなぎの夏バテへの効果はどうなのでしょうか?

うなぎは、先ほど取り上げたように多くの栄養素がバランスよく含まれています。

また、滋養強壮に大切なたんぱく質や脂質も豊富です。

うなぎと同じくスタミナがつくものと言えば、焼き肉があります。

肉は確かにスタミナがつきますが、消化がそこまで良くないため、胃が疲れてしまうこともあります。

肉に比べて、消化に良いうなぎは夏の体調管理に最適なわけです。

また、虚弱体質や胃が弱い方は、夏場に食欲がなくなってしまって、ついついあっさりとして食事に偏ってしまいます。

そういった方にもうなぎは、おすすめです。

そして、うなぎに脂質が多く含まれることを気にされる方もいますが、肉類に含まれる飽和脂肪酸とは違って、EPA、DHAといった不飽和脂肪酸です。

EPAやDHAは「善玉コレステロール」と言われ血管内の悪玉コレステロールを抑える働きがあります。

まさに、夏の食生活の乱れを整えてくれる食材です。

夏バテへの効果としては、スタミナがつくたんぱく質や脂質が豊富、免疫力が高くなるレチノールが豊富、消化にもやさしいという◎な結果になりました(*^_^*)

うなぎには、ビタミンCと食物繊維がありませんので、うなぎを食べるときにネギや海苔を添えると素晴らしい栄養バランスになりますよ(*^^)v

まとめ

夏バテとうなぎについて、どうだったでしょうか?

そういえば、うなぎに山椒をかけますが、あれは味覚のためだけではなく漢方薬的に胃薬としても、役だっているそうです。

胃がもたれないように考えられているのですね(*^_^*)