最近は男性用のスキンケア用品が、処狭しと並ぶようになりました。
若い世代では女性と同じく男性も美容に関心を持って、ヘアケアやスキンケアをするのが普通になりつつあります。
でも、男でスキンケア?という考え方もまだまだあるのが現状でしょう。
そんな男性のスキンケアですが、男性にスキンケアは必要なのか?というところに重点を置いて、基本的にはどんなスキンケアをするのか?を紹介していきます。
Contents
男性でもスキンケアは必要?
男性にスキンケアは、必要ないじゃない?と思っている方には、男は女性より肌が強い!と思っている方が多くいます。
そう思っている根拠は、“漢だから”
確かに、女性に比べて男性は角質が厚いと言われています。
だからと言って、男性の肌は強いというワケでは、ありません。
男性は女性と比べて皮脂を多く分泌する脂性肌の方が多い傾向がありますし、シェービングをして、肌がダメージを受けています。
check!!>>>髭剃りで肌荒れ?ケアはどうする?肌荒れ防止はできる?さらに、女性は保湿や紫外線対策を気にしているのに比べて、男性は肌の水分量も女性より少なく、化粧などもせず素肌なので紫外線のダメージもあります。
そして、年齢とともに肌の水分も油分も減っていくと言われています。
男性も30歳を過ぎて、20代と同じように過ごしていると一気に老けていきます。
これらのダメージは、肌の老化によるシミやシワ、ニキビなどの原因になるので、これだけでも、男性がスキンケアをした方が良いというのは、明白でしょう。
でも、あなたが“男らしさ”を考えた時にスキンケアをすることは、男らしいと考えられるでしょうか?
スキンケアというと、お風呂上りに化粧水や乳液を塗って、保湿して、外出するときは日焼け止めを塗って・・・
完全に女性っぽいですね。
でも、肌の色つやが良くて、ニキビもなく、たるみやしわが少ないのは、理想ではないですか?
スキンケアは、男らしさを追求するより、若々しさを追求するものだと、私は思います。
芸能人の方も年齢相応に年を取っていますが、どこか若々しさを感じませんか?
これは、日頃のケアの賜物だと思います。
そして、芸能人の方がなぜ若々しさを維持するのか?
それは、人気稼業で人に不快感を与えないためです。
汚い感じの人がメディアに露出していたら、このご時世SNSで散々叩かれそうですしね。
よしっ!自分は人気稼業じゃないから関係ないっ!
・・・・・。
待って下さい!
女性が日頃のケアをするのは、人の印象を少しでも良くして不快感を与えないためです。
男性が若々しさを維持するのも同じで、出来るだけ人に不快感を与えないためです。
礼には礼を以って、尽くすのが礼儀です。
少しでも人と接することがある仕事をされているのであれば、関係ないことはないと思います。
あなたが、接客されるなら女性でも同じ男性でも若々しく清潔感がある人の方が、良くないですか?
もちろん、仕事以外の場面でも、若々しくあることは損にはならないはずです。
見た目の第一印象は、思いの外影響します。
話してみると良い人という方でも、第一印象が悪いと深く話すまでに至らなかったりします。
人との繋がりの可能性を広げるためにも、若々しさや清潔感は必要でしょう。
そのため、肌のダメージや仕事・プライベートの場面でも、スキンケアは、男性にとっても必要だと思います。
男性のスキンケア あなたは脂性と乾燥肌?
スキンケアを始める前に知っておきたいのが、肌質です。
これを知っておかないと、せっかくのスキンケアも効果なし。
効果なしどころか、悪い方向へ行くこともあります。
そんなことにならないためにも、あなたの肌質を知っておきましょう。
男性のスキンケア 肌質
まずは、脂性肌。
顔がベタつくのは、皮脂腺から皮脂が分泌されるのですが、この皮脂腺は額・両眉・鼻筋のTゾーンに多く集中しています。
そして、それに比べてほっぺた周辺は皮脂腺が少なくなっています。
Tゾーンを含めて、皮脂腺が少ないほっぺたまでが、脂っぽくベタつく場合は、一般的に脂性肌と言われます。
逆に、Tゾーンが脂っぽいけど、ぽっぺた周辺は、かさついたりするという場合は、脂性肌と乾燥肌が合わさった混合肌。
そして、全体的にかさついて、洗顔をして何もつけないと肌がつっぱたりするのが乾燥肌となります。
特にこれらに該当せず、脂っぽさもかさつきもなく、程よくしっとりしているなら普通肌です。
肌質は、大きく分けてこれら4つに大別されます。
- 脂性肌
- Tゾーン、ほっぺが脂っぽい
- 混合肌
- Tゾーンは脂っぽいが、ほっぺはかさつきやすい
- 乾燥肌
- 全体的にかさついていて、洗顔後は肌がつっぱる
- 普通肌
- 上記に該当せず、程よくしっとりしている
また、髪の毛が触れるだけなどのちょっとした刺激でも、かゆみや赤みが起きたりすると敏感肌と言われます。
しかし、敏感肌はアレルギー体質であったり、アトピー性皮膚炎など先天性なものと体質・肌質の変化や間違ったスキンケアを行うことでなる後天性のものがあります。
どちらも敏感肌の場合は、無理に自分だけでケアすることを考えずに皮膚科を受診して、お医者さんと相談しながら対処することをオススメします。
男性のスキンケア 基本は何をする?
タイプも分かったところで、次は基本的にどんなスキンケアをしていくのかを見てきましょう。
男性の基本的なスキンケア
- 洗顔
- 洗顔で汚れを落とし、肌を清潔にする
しっかり泡を立てて、ゴシゴシ洗いや洗い過ぎに注意!
check!!>>>男のスキンケアは洗顔から?洗顔や洗顔後はどうする? - 保湿
- 化粧水で肌に潤いを与え、乳液で保湿してシワ予防
洗顔もしくは、入浴後すぐに保湿しましょう!
- 日焼け止め
- 紫外線対策で肌ダメージを軽減
洗顔で日焼け止めを落とすなら、ウォータープルーフ以外を選びましょう!
基本的に男性でも、やっておきたいスキンケアと言えば、この3つです。
意外と少なくて、これなら出来そうじゃないですか?
ここに、+aで、男性にも美容液が加わってくきますが、特に肌に悩みを抱えていない場合は、この3つのケアを基本にして良いと思います。
それぞれ、自分の肌のタイプに合ったスキンケア用品を選んで使いましょう。
そして、肌のことを考える上で大切なのが、普段の生活習慣。
これは、どんな情報源でも言われることですが、食事と睡眠の質は肌に大きく影響を与えます。
食事については、どれが良い食材というものはなく、バランスよく栄養補給する必要があります。
肌に良いとされる栄養素は、ビタミンB群・ビタミンC、それからカリウム・カルシウム・鉄・亜鉛・ナトリウムなどのミネラル。
ざっと挙げただけでも、これだけの栄養素があります。
また、睡眠は肌のダメージを回復するため、ストレスを解消するために不可欠です。
日頃の生活から、少しずつ積み重ねていくことが若々しさをつくる上で大切です。
まとめ
男性でもスキンケアは必要?
- 男性は、女性に比べて肌が強いというのは迷信
- 男性でもスキンケアをして、若々しさと清潔感を
男性のスキンケア あなたは脂性と乾燥肌?
- 自分の肌質を知っておくことが大切
男性のスキンケア 基本は何をする?
- 基本的には、洗顔・保湿・日焼け止め
- 食事や睡眠も大切
参考書籍
戸賀敬城. “第1章 男の肌ルール”. デキる男の正解美容.講談社, 2013, 13-79
原田忠. “第2章 「自分磨きの基礎はスキンケアにあり」”. 一流の男のボディケア.PHP研究所, 2013, 66-75
コメント