髪の毛にはドライヤーと自然乾燥どっち?ドライヤーで傷む?乾かし方
入浴後、髪の毛を乾かしますが、あなたはドライヤーと自然乾燥のどちらにしていますか?
ドライヤーより自然乾燥の方が良い!ドライヤーの熱で髪を傷める!など色々と噂がありますよね。
火のないところに、煙は立たないと言いますから、この噂にも根拠があるはずです。
でも、髪の毛は、男女ともに大切なものですから、噂を鵜呑みにして試してみるのは、ちょっと勇気がいります。
そこで、今回は髪の毛の乾かし方について、ドライヤーと自然乾燥どちらがいいのか?
そして、ドライヤーで髪の毛は傷むのか?また、どんな乾かし方がいいのか?について紹介していきます。
Contents
髪の毛にはドライヤーと自然乾燥どっちがいい?
髪の毛の乾かすのに、ドライヤーを使っている!自然乾燥でしている!というのが、口コミでも分かれていました。
主に女性で髪の長い方はドライヤーを使っている方が多いと思いますが、男性だと自然乾燥という方も多いでしょう。
さて、実際はどっちが良いのでしょうか?
自然乾燥がドライヤーに比べて、良いと言われる理由は、ドライヤーの熱で髪の毛を傷めることがないということです。
髪の毛の主成分は、たんぱく質で熱に弱いというのは本当です。
髪の毛の一番外側のキューティクルは、熱で開く性質を持っており、キューティクルが開いてしまうと、髪の毛内部に閉じ込めていた水分や栄養を流出させてしまう恐れがあります。
これらの影響で、髪の毛が乾燥すると、パサつきや切れ毛、枝毛の原因になります。
髪の毛のツヤやハリもなくなるので、見た目の印象にも影響が出るでしょう。
ただし、自然乾燥というのは、入浴後タオルで髪の毛を拭いて髪の毛が湿った状態でいるということなので、髪の毛が熱に弱いからと言って自然乾燥が良いわけではありません。
キューティクルは湿った状態でも開く性質を持っています。
自然乾燥するまでの時間、ずっとキューティクルが開いていたのでは、水分や栄養分は大流出です。
そして、髪の毛が濡れた状態では、キューティクルが剥がれやすくなっており、トリートメントやコンディショナーの効果も意味がなくなってしまいます。
また、髪の毛や頭皮が湿った状態でいると、雑菌が繁殖する原因になりますし、それがかゆみなどの原因になります。
頭皮の状態が健康でないと、新しく生えてくる髪の毛にも影響を及ぼします。
開いたキューティクルを閉じるためにも、髪の毛や頭皮は素早くしっかりと乾かすことが大切です。
そのためには、ドライヤーはヘアケアの必須アイテムになります。
髪の毛はドライヤーで傷む?
ドライヤーが必須アイテムであるにしても、髪の毛が傷むなら使うのに気が進みませんよね?
紹介した通り、ドライヤーの熱で髪の毛を傷めることがあります。
でも、髪の毛は素早く乾かさないといけない。
でも、熱は髪の毛にに良くない。
板挟み(*´Д`*)
たしかに、ドライヤーの熱で髪の毛を傷めることはありますが、これはドライヤーと髪の毛の距離が近かったり、一カ所に長時間温風を当てすぎたりした場合のことです。
手を伸ばして髪の毛とドライヤーの距離を15~30cm離して、熱の当たりどころが一カ所に集中しないように小刻みに振ったり、移動させれば、髪の毛が受ける熱によるダメージは少なくなるはずです。
それでも心配ならば、ドライヤーをする時は、温風を使わなければ良いのです。
ほとんどのドライヤーには、温風と冷風の切り替え機能があると思います。
冷風では、髪の毛を乾かすのに時間がかかるのでは?と思われるかと思いますが、髪の毛を乾かすのに大切なのは、温度ではなく風量です。
冷風でも風量さえあれば、髪の毛を一気に乾かすことが出来ます。
また、美容室などで温風を使う場合でも、最後の仕上げで冷風でドライヤーすることがありますが、キューティクルをキュッと閉じさせるという意味があるそうです。
そして、どちらで乾かすにしても、乾かし過ぎに気を付けて下さい。
髪の毛のドライヤーでの乾かし方は?
髪の毛を素早く乾かすことが大切であることが分かりましたが、早く乾かそうと濡れた髪の毛にいきなりドライヤーをかけるのは、御法度です。
髪の毛に多く水分が残っているとドライヤーを長時間髪の毛に当てることになります。
これは、熱や摩擦で髪の毛や頭皮を傷める原因になります。
ドライヤーで髪の毛を乾かす前には、タオルでしっかりと水分を取っておくことが大切です。
ドライヤーするときは、髪の毛の先より先に頭皮を乾かしていきます。
毛の流れを意識して髪の毛の根元から毛先へ向かって、風を当てていきキューティクルを整えていきましょう。
ドライヤーでの乾かし方 動画
女性のモデルさんの動画でしたが、男性でも意識するところは共通ですので、是非参考にしてみて下さい。
まとめ
髪の毛にはドライヤーと自然乾燥どっちがいい?
- 髪の毛が熱に弱いのは事実だが、自然乾燥はNG
- ドライヤーは、髪を乾かすには必須アイテム
髪の毛はドライヤーで傷む?
- ドライヤーの使い方次第では傷む
- ドライヤーは15~20cmほど離して、一カ所に風が当たり過ぎないようにする
髪の毛のドライヤーでの乾かし方は?
- 濡れた髪にいきなりドライヤーは御法度
- まずは、頭皮を乾かして、毛の流れを意識して風を当てる
参考書籍
細川ひろ子. “第1章 ヘアケアの常識・非常識”. 解決!大人の髪のSOS.講談社, 2014, 46-49
植木理恵. “第2章 日々のお手入れと悩みの改善”. おとなのヘアケア読本.技術評論社, 2013, 56-57
原田忠. “第3章 ヘアケアによって印象は大きく変わる”. 一流の男のボディケア.PHP研究所, 2013, 106-107
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