コーヒーの眠気への効果はホント?眠気が取れないのはナゼ?

仕事や勉強のお供でコーヒーを飲むこと多いですよね。

私も仕事のお供にコーヒーを飲むのですが、コーヒーを飲む目的は、眠気覚ましになるからです。

当然、好きで飲んでいる点もありますが、やはり眠気覚ましを期待しています。

コーヒーの眠気覚ましの効果は、ハッキリ言って誰も疑うことがないくらい、定説になっています。

ただ、コーヒーを飲んでも眠くなることってありませんか?

そこで、思ったのが、コーヒーには本当に眠気覚ましの効果があるの?ということです。

今回はコーヒーの眠気覚ましの効果について紹介します。

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コーヒーの眠気への効果はホント?

コーヒーの眠気への効果はホント?眠気が取れないのはナゼ?

コーヒーが眠気を覚ますのは、カフェインが作用しているからと言われています。

脳の中で働く睡眠物質である「アデノシン」を、カフェインが邪魔することで眠気を減らすのです。

コーヒーには、インスタントコーヒーの場合で100ml当たり約60mgのカフェインが含まれています。

眠気を覚ますのに必要なカフェインの量は、約250㎎~300㎎だそうです。

一般的なマグカップの容量が約300mlですので、マグカップ2杯弱で、眠気覚ましになると考えられます。

ただし、コーヒーを飲んでから効果が発揮されるのは、体に吸収されて血液中のカフェインの濃度が最大になってからです。

そのため、眠気覚ましの効果を発揮するのは30分~1時間くらいかかります。

ちなみにアイスコーヒーを飲んだ場合は、小腸粘膜の毛細血管が収縮して、胃の運動も低下するので、約1~2時間くらいでやっと血液中のカフェインの濃度が最大になります。

そして、眠気覚ましの効果は、血液中のカフェインの濃度が減っていくことでなくなっていきます。

血液中のカフェインの濃度が、最高値の半分までに減る時間のが、約2時間半~4時間半なので、その時間が効果の持続時間です。

ただし、年齢や肝機などの条件の違いで、効果については個人差があります。

このようにコーヒーは、眠気覚ましの効果期待できるわけですが、カフェインが邪魔していた睡眠物質「アデノシン」消えることなく体内に蓄積しています。

そのため、カフェインの効果が切れると、再び作用し、眠気を誘発します。

眠気を抑え続けて、眠気を溜めこむと一気にドーン!と強烈な眠気や疲労感を誘発することがあるそうですので、要注意です。

コーヒーで眠気が取れないのはナゼ?

仕事中や勉強中に眠くなって、コーヒーを一杯。

それでも、眠い時ってありますよね?

「コーヒーよ、なんで眠気を覚ましてくれないんだ?」

お話しした通り、コーヒーを飲んで眠気覚ましの効果を発揮するまでに、約30分~1時間程度かかり、コーヒーを飲んだからといって、すぐに効果を発揮するわけではありません。

また、アメリカの『ウォルター・リード米陸軍研究所』の研究で、そもそも寝不足の状態で、体が睡眠を求めている場合は、カフェインの眠気覚ましの効果も薄くなるそうです。

そして、眠気が覚めないからといって、何杯もコーヒーをガブガブ飲んでしまうと、今度は利尿作用で水分不足からの血行不良になり、脳の活動が鈍くなって逆効果です。

さらに、眠気覚ましに飲むコーヒーは、専ら缶コーヒー(無糖以外)という方は、逆に眠気を誘発させている可能性もあります。

無糖以外の缶コーヒーには、甘さを加えるために3個分、微糖でも1個分の角砂糖が含まれています。

仕事の休憩中などでは、時間が限られているため、これをグビグビっと一気に飲み切る人も少なくないでしょう。

そうすると、体内の血糖値が急上昇し、血糖値を抑えるためにインシュリンが一気に分泌されます。

そして、急上昇した血糖値を今度は逆に急降下させて、缶コーヒーを飲み終わった後は低血糖になり、眠くなってしまうことがあります。

コーヒーで眠気覚ましをするにはどうする?

コーヒーが、眠気覚ましに効果が期待できると分かった反面、条件によっては逆効果になることも分かりました。

それを理解した上で、自宅や職場で気軽に飲めるコーヒーには、これからも眠気覚ましとして活躍してもらいたですよね?

コーヒーを眠気覚ましとして、利用するためには、まずブラック(無糖)で飲むことです。

さらに、眠くなる前に飲むこと。

昼食の後などの眠くなり安くなる時間に合わせてコーヒーを飲みたいですね。

そして、カフェインの摂り過ぎには注意して下さい。

毎日、カフェインにして500~1,000mgを飲み続けると「カフェイン中毒」になることもあるそうです。

日本では、カフェインの摂取許容量が定められていませんが、カナダでは、カフェインの摂取量を成人で400mlまでと保健省が発表しています。

平均的にカナダ人より体格が小さい日本人は、もう少し少な目で見積もった方が良いでしょう。

また、カフェインは、コーヒー以外の飲み物にも含まれていることを忘れないでください。

カフェインの含有量の参考です。

■コーヒー 1杯

ドリップ 84~112mg
インスタント 60~71mg
エスプレッソ 62mg
カフェインレス 1~4mg

■紅茶 1杯

ティーバッグ 27~40mg
茶葉 8~30mg
インスタント 20mg

■ソフトドリンク 350mL

マウンテンデュー 56mg
コカコーラ、ダイエットコーク 46mg
サンキストオレンジ 42mg
ペプシコーラ 38mg

■強壮ドリンク 1本 50mg

■医薬品

眠気防止薬 100~200mg
解熱鎮痛消炎配合薬、総合感冒薬、鎮咳去痰配合薬、鼻炎用内服配合薬、乗り物酔い防止薬 1回分 20~50mg

引用元:Allabout

まとめ

コーヒーと眠気覚ましについて、どうだったでしょうか?

便利なものでも、使い方を間違えると逆効果になるわけですね。

良い教訓になりました。