USBメモリに寿命はある?測定できる?寿命を長くするにはどうする?
デジタルのデータを手軽に持ち運べる“USBメモリ”。
私も仕事で多々使っています。
そんな便利なUSBメモリですが、いざ使おうとしたときにデータが読み込めない!
データがなくなるような衝撃などを与えた心当たりはないのに・・・。
なんてなったこと、ありませんか?
大事なデータがなくなったら、スッゴーーク困ります!
特に衝撃を与えたり、破損させたという心当たりがないなら、そのUSBメモリは寿命だった可能性があります。
でも、寿命があるのは理解できても、USBメモリの寿命がどうやって決まるのかって想像しにくいですよね。
どうやって寿命が決まるのか?またチェックできるのか?延命するために何ができるか?
今回は、フラッシュメモリの寿命について、紹介していきます。
Contents
USBメモリに寿命はある?
冒頭でもあった通りUSBメモリには、寿命があります。
USBメモリというよりも、フラッシュメモリという半導体メモリの寿命と言った方が正確でしょう。
デジカメのSDカードも同じフラッシュメモリです。
フラッシュメモリの寿命
フラッシュメモリの寿命は、“○年くらい”という話を聞くことがありますが、厳密には個人差があります。
ただし、どんなに高品質で良い環境で使っても10年程度が寿命と考えられています。
フラッシュメモリの寿命の差は書き換えの頻度で、フラッシュメモリのデータの書き換えを繰り返しいくことでフラッシュメモリ劣化し、寿命は擦り減っていきます。
使う頻度が多いほど劣化は進み寿命が短くなるのは、どんな“モノ”でもおんなじなのですね。
また、しばらく使わず放置していてもデータは消えます。
それは、使わずともUSBメモリ自体が劣化していくためです。
フラッシュメモリは、データを電子で記録し電子を絶縁体(電気を通しにくい物質)で囲んで保持しています。
この絶縁体は、使うことでも劣化しますし、時間が経つことでも劣化(経年劣化)します。
絶縁体が劣化しまうと、データ(電子)が漏れてしまいやすくなり、データを失うことにつながるのです。
USBメモリの寿命は測定できる?
データがいきなり失われるのは、困ります。
事前にUSBメモリの寿命が測定できれば、便利ですよね。
寿命が分かってさえいれば、対策の打ちようもあります。
最近では、寿命診断機能がついたUSBメモリも販売されていますが、それも寿命の予測であり正確に寿命が分かるわけではありません。
残念ながら寿命を測定する術はありません。
フリーソフトで、調子が悪くなったUSBメモリを壊れているのかどうかを調べるくらいのものはありますが、“健康なUSBメモリ”の寿命を測ることはできません。
もし、寿命が気になるなら使っているUSBメモリの記録方式を確認すれば、おおよその寿命をすることができます。
USBメモリの記録方式
記録方式は3つ
記録方式 | 書き換え回数の目安 | 寿命の目安 | SLC | 10万回程度 | 10年程度 | MLC | 3000~1万回程度 | 5年程度 | TLC | 500回 | 1年~ |
こう見れば、誰でもSLC方式のUSBメモリを選ぶと思いますが、価格が他と比べて高くなります。
価格は『SLC>MLC>TLC』となります。
記録方式については、SLC・MLCについては積極的に表示されていることが多いですが、TLCについては何も表示されていないことがほとんどです。
SLC方式のUSBメモリ
データを長期保存するならSLC、データを他人に渡す場合などは、TLCというように記録方式を理解した上で、利用するのが良いでしょう。
USBメモリの寿命を長くするにはどうする?
USBメモリの寿命を長く保つには、そのUSBメモリの動作・保存環境をしっかり守ることです。
電気的なものですから、特に湿気には注意を!
基本的なことですが、USBメモリを長く使うためにはこれしかありません。
また、こういったことに詳しい人間に話を聞くと必ずバックアップをとっていると言いますし、私もそうしています。
大切なデータは、必ずバックアップをとりましょうね。
まとめ
チェックUSBメモリに寿命はある?⇒長いものでも10年程度
⇒使う頻度にもよる
チェックUSBメモリの寿命は測定できる?⇒寿命は測定できる機能のあるUSBメモリはあるが、それ以外では測定する術はない
チェックUSBメモリの寿命を長くするにはどうする?⇒動作・保存環境をしっかり守る
注意バックアップをとっておく
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