Ｊリーグの2ステージ制とは？反対が多い？メリットは？
海外サッカーの人気が目立ちますが、日本国内サッカーも熱いです。
Jリーグも２０年を超えて、２０１５年で２２年目です。
そして、長らく１ステージ制でしたが、２０１５年からJリーグ２ステージ制が復活しました。
Jリーグは、１９９６年を除く１９９３年から２００４年まで２ステージ制だったわけですが、慣れない感じですよね？
海外の主要リーグは１ステージ制ですし、最近Jリーグを見始めた人も違和感ありありでしょう。
さて、今日はJリーグ２ステージ制についてのあれこれを紹介したいと思います。
Contents
Jリーグの2ステージ制とは？
２ステージ制には、１ｓｔ（ファースト）ステージと２ｎｄ（セカンド）ステージがあります。
各ステージごとに優勝がありますが、１ステージ制と変わらず、２ステージ制でも目指すのは年間優勝です。
２ステージ制の場合、年間優勝を勝ち点で決めるのではなく、チャンピオンシップで決めます。
チャンピオンシップ
１．参加条件
・１ｓｔ、２ｎｄステージ合計の年間勝点1位、2位、3位のチーム
・１ｓｔ、２ｎｄステージの優勝チーム
２．大会方式
・ノックアウト方式のトーナメント戦（決勝のみホーム＆アウェー方式）
３．トーナメント表パターン
４．賞金
・チャンピオンシップ優勝：賞金１億円
・ステージ優勝：賞金５千万円
・年間勝点１位：賞金８千万円
・年間勝点２位：賞金３千万円
・年間勝点３位：賞金２千万円
・ チャンピオンシップ１回戦及び準決勝の勝利：１．５千万円
≪参考≫公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
概要は、主にこういった形になっています。
過去に行っていた、２ステージ制もチャンピオンシップで年間王者を決めるものでしたが、出場資格は各ステージの優勝チームだけでした。
この過去のルールだと２０００年の柏レイソルの様に年間勝ち点１位なのにチャンピオンシップの出場権がないということになりました。
これだと本当に強いチームを決められるのか、疑問ですよね？
この過去の経験も生かした、２ステージ制になりました。
Jリーグの2ステージ制は反対が多い？
過去の経験も生かした、満を持して再導入した２ステージ制でしたが、導入に至っては反対が大多数を占めていました。
なんと反対が、９６％！！
反対の割合
ここまで反対が多いとは、Ｊリーグ主催者側も思いもしなかったでしょう。
反対意見にはどうゆうものがあったのでしょうか？
反対の理由
反対意見には、「年間勝ち点１位チームが優勝できないのは不公平になる」や
ホーム＆アウェイの概念がなくなる」などが挙げられました。
どの反対意見もサポーターの切実な思いが、込められています。
Jリーグを２ステージ制するメリットは？
主催者側が逆風の中で、２ステージ制にした理由はなんだったのでしょうか？
各種メディアで取り上げられている共通のメリットは、次の通りになっています。
２ステージ制するメリット
１．注目度
サッカーは人気スポーツとなったと言え、注目度は海外サッカーがメインになっています。野球に比べても一般ファンからの注目度は少ないのが現状でしょう。そこで、チャンピオンシップという分かりやすいスペシャルマッチを作ることで注目度を上がるのではないかという期待があります。
２．露出度
Ｊリーグは、どんなチームがあるか知らないや地元のＪリーグのチーム名は知っていても、選手は知らないという人が、一般的に多い傾向があります。なんとアンケート調査では、関心のあるスポーツで野球に次ぐ２位でありながら、６割近くの人がＪリーグで特に好きなチームがないと答えているという、悲しい結果が報告されています。タイトル争いが増えることで、メディアでの露出を上げるという期待があります。
≪参考≫参考中央調査社
３．タイトル獲得チャンスの増加
２ステージ制を導入することで、グッとタイトル獲得のチャンスが多くのチームに広がります。タイトル獲得のチャンスが広い方が、サポーターも応援し甲斐があります。また消化試合も減るかもしれないという期待もあります。
このようなメリットが挙げられていますが、今のところ仮定ですので蓋を開けてみないとわからないという感じでしょう。
まとめ
Ｊリーグ２ステージ制は、反対意見が多い中で導入されましたが、主催者側はＪリーグのさらなる発展のために導入しました。
野球でもクライマックスシリーズが導入された時、賛否両論ありましたが、反対が多かったです。
しかし今では、６割のファンが賛成しています。
≪参考≫yahooスポーツナビ
野球のケースとサッカーを単純に比べることはできないかもしれませんが、結果が良い方向に行けば全て良しです。
一ファンとしては、いい方向に進むことを祈るのみです。