土用の丑の日のうがつく食べ物は何がある?うなぎ以外に何がある?

2016年5月31日

土用の丑の日には、「う」がつく食べ物を食べるという風習があります。

これは、夏バテになりやすい土用の期間中に精をつけて、暑い夏を乗り切ろうという先人たちが受け継いできた文化です。

今回は、土用の丑の日に食べる「う」がつく食べ物について紹介します。

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土用の丑の日のうがつく食べ物は何がある?

土用の丑の日のうがつくもの

土用の丑の日の言えば、「うなぎ」ですよね(*^_^*)

その昔は、「土用しじみ」、「土用餅」、「土用卵」と言う言葉もあるくらい他にも定番の食べ物がありました。

しかし、現代では、土用の丑の日は、「うなぎの日」と言っても過言ではないぐらいになりました。

うなぎは、日本でも縄文時代の貝塚から骨が見つかっており、古くから食されてきた食材です。

また、うなぎが滋養強壮に効くという話も、大伴家持が和歌で歌っていることからも、古くから信じらていたことが伝わっています。

まさに、土用の丑の日の「う」がつく食べ物のの筆頭でしょう。

そのうなぎについてですが、やはり夏バテへの効果も期待できる食べ物です。

精をつけるのに、大切なたんぱく質と脂質を多く含み、ビタミンも豊富で、肉類などに比べて消化にやさしいのは、夏場にはうれしいことです。

また、脂質が高いことを気にする方もいますが、うなぎの脂質は肉類とは違い不飽和脂肪酸と言って、悪玉コレステロールを抑える働きをします。

まさに、夏場におすすめしたいスタミナ飯です。

土用の丑の日にはうなぎ以外に何がある?

土用の丑の日で「う」がつく食べ物として、昔は「牛」、「馬」、「兎」なども食べる習慣があったようです。

うなぎ以外にも土用の丑の日におすすめな「う」がつく食べ物があります。

土用の丑の日にうどん

土用の丑の日にうどん

うどんも土用の期間に食べる習慣があったようです。

なんと言っても手軽ですし、食欲がない時でも食べやすく、消化もしやすいので胃にもやさしいです。

夏場には、ざるうどんで食べるのも良いですし、薬味にシソやキュウリなどの野菜を加えれば一層バランスの良い食事が摂れます。

土用の丑の日に梅干し

土用の丑の日に梅干し

梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復や食欲を増進をする効果が期待できます。

夏バテは、食欲の減退やさっぱりした食べ物に偏りすぎるスタミナ切れによって
招かれますので、夏バテを防ぐのにもってこいの食べ物です。

サザエさんで、食欲がなさそうな波平さんをお舟さんが見て、食事前に梅干しを出すというシーンを憶えています。

土用の丑の日に瓜

土用の丑の日に瓜

夏が旬の瓜(うり)は、たくさんあります。

胡瓜(きゅうり)、西瓜(すいか)、冬瓜(とうがん)、苦瓜(にがうり)、南瓜(かぼちゃ)などです。

やはり季節の旬の食べ物は栄養価が高く、瓜は体の熱をとったりもしてくれます。

利尿作用もありますから、体のむくみもとってくれます。

まとめ

土用の丑の日のうがつく食べ物についてどうだったでしょうか?

先人たちは、実体験を生かして、それを伝承していたのですね。

そういった実体験からの教えというのは、何よりの財産です。

土用の丑の日の「う」がつく食べ物を食べて猛暑を乗り切りましょう(*^^)v