土用の丑の日とは?なぜうなぎを食べる?食べるものはほかにある?
土用の丑の日は何かされていますか?
私は、普段は高級なうなぎを食べる良い口実にしています(*^^)v
さて、土用の丑の日にうなぎというのは広く知られていますが、一体どんな日なのかはあまり知られていません。
今回は、土用の丑の日と食べ物について紹介します。
Contents
土用の丑の日とは?
小さい頃、土用の丑の日は「うなぎを食べる日」とてっきり思っていましたが、そんなことはありません(*^_^*)
この土用の丑の日というのは、中国伝来の陰陽五行説からくるものです。
日本の風習には、しばしばこの陰陽五行説が見られます。
身近なところでいうと、干支も陰陽五行説の考えかたです。
話を簡単にするために「土用」と「丑の日」を分けて説明しますね(^^ゞ
土用の丑の日の土用とは?
陰陽五行説には、万物は「木火土金水」という五つの要素により成り立つとする考えがあり、それを四季にあてはめ、春を木、夏を火、秋を金、冬を水としました。
あれ、土は???
土は四季全て通ずるされており、四季全てに「土用」があり、立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間がそれに当たります。
2016年で言えば、7月19日から8月6日が土用に当たります。
土用の丑の日の丑の日とは?
陰陽五行説では、日にちに十二支を割り当ててます。
丑とは、干支の丑のことです。
結果的に土用の中の丑の日にが、所謂「土用の丑の日」になります。
季節ごとに「土用の丑の日」が、あるわけですが今では、専ら夏の土用の丑の日が脚光を浴びています。
その年によって土用の丑の日が二回あることもあり、その場合「二の丑」と呼ばれます。
二の丑はあまり盛り上がりませんね(^▽^;)
2016年の土用の丑の日は7月30日です。
土用の丑の日はなぜうなぎを食べる?
土用の丑の日の意味が、大体分かったところで知りたいのは、「なぜ土用の丑の日が特別なのか?」ですよね。
昔から、夏の土用の時期には暑さが厳しく夏バテしやすいことから、精がつくものを食べる習慣があったようです。
なので、土用にはしじみ、餅、たまごなどが食べられ、それらを「土用しじみ」、「土用餅」、「土用卵」など呼んだそうです。
また、「う」の字がつく食べものを食べていたようで、「土用の丑の日にうなぎ」というのは、蘭学者の平賀源内が夏場の商売に困っていたうなぎ屋に相談されて、提案したのが始まりとも言われています。
昔からうなぎは、滋養強壮に効く食べ物として知られていた食べ物でもあったため、夏のしんどい時期に摂る食べ物として人気が出たのでしょう。
土用の丑の日に食べるものはほかにある?
先ほど話にも出てきたように、土用の期間中には、うなぎ以外にも精がつく食べ物や「う」がつく食べ物を食べます。
土用の丑の日にあんころもち
土用の丑の日に食べる土用餅です。
元々は宮中の習わしで、丸めた餅を味噌汁に入れたものを土用の入りに食べるという風習があったようです。
そして、江戸時代ころに、餅と同じく厄除けの意味もある小豆を使った「あんころもち」になりました。
餅は縁起の良い食べ物である上、実際に高カロリーで消化にも良いため夏バテ対策にもなります。
土用の丑の日にしじみ
しじみは、栄養価が高く、肝臓の働きを助けることから、現在でもお酒を呑む人には重宝されている食べ物です。
特に夏場が旬の「土用しじみ」は、「土用しじみは腹薬」と呼ばれていて、昔の人々にも重宝されていました。
土用の丑の日に卵
卵も栄養価が高いことで、言わずと知れた有名な食材です。
昔は、高級品であったようですが、今は手頃な精がつく食べ物です。
まとめ
土用の丑の日と食べ物について、どうだったでしょうか?
今も昔も夏バテには用心です。
食は、人間生活の根源ですので、土用に乗っかって精のつく食べ物を食べましょう(^o^)
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