夏バテの症状とは?症状をチェック!対策はどうする?

2016年6月2日

夏は、楽しいことが多い分なのか体力を使う季節でもあります。

体力を使う分は、食事で補給したいところですが、夏は冷たいものなどさっぱりしたものが多めになってしまい、栄養不足や栄養の偏りが出てしまいます。

そんな時に夏バテになってしまいます。

今回は、夏バテについて、どんな症状なのか、どんな対策があるかを紹介します。

Contents

夏バテの症状とは?

夏バテの症状と対策

夏バテは、高温多湿の気候に体がうまく対応できずに起きます。

代表的な症状は、体がだるくて疲れやすい、食欲がないなどです。

これらは、夏バテでも昔ながらの症状で現代でも共通のものです。

現代では、吐き気、下痢、頭痛、めまいなどといった症状も起こるケースもあるようです。

夏バテの症状で吐き気、下痢、頭痛、めまい?

夏バテの症状が、昔と今で違うのは、生活環境が大きく影響しています。

生活に欠かせないエアコンの出現により、屋外と屋内の温度差が大きくなり、体温のコントロールがむずかしくなったことで現代の夏バテは起こります。

特に最近は、買い物や仕事の移動で街を歩いても暑い屋外と涼しい屋内を出たり入ったりすることを繰り返すことが多くなり、自律神経の働きが乱れてしまいます。

自律神経が乱れると、体温のコントロールが難しくなり、結果的に夏場の環境に対応出来なくなってしまいます。

体調が悪くなると、食欲不振を招いたりしますので、悪循環に陥る可能性もあるので気を付けたいものです。

夏バテと熱中症の症状

夏バテの症状として紹介した吐き気、下痢、頭痛、めまいなどの症状は、熱中症にも見られる症状です。

夏バテは、紹介したように食欲不振や屋内と屋外の温度差が原因で体温調整がうまくいかなくなってしまい起こります。

熱中症は、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病の総称のことで、どれも暑さが原因で起こるものです。

夏バテと熱中症は症状は、似ていますが原因が違います。

熱中症は、重度の場合は命の危険性もあります。

毎年、夏場に熱中症のニュースもよく見ます。

夏バテは、生活習慣の改善などで対応しますが、熱中症になってしまったら、水分、塩分の補給や体を冷やすなどの応急処置が重要になります。

吐き気、下痢、頭痛、めまいなどの症状がある場合は、夏バテだと決めつけずに、特に炎天下での運動や作業をした後などは、熱中症の可能性も疑った方がいいでしょう。

夏バテの症状をチェック!

ここまで夏バテの症状を紹介してきましたが、今一度確認してみましょう。

夏バテの症状の代表的なものを羅列していきます。

1.食欲がない

2.疲れやすい(疲労感)

3.下痢または便秘

4.吐き気

5.頭痛

6.眠気

7.めまい

夏バテの症状と原因

夏バテの原因を大きく分けると、体温コントロール機能の低下と体力の低下を原因とするものがあります。

体温コントロール機能の低下させるのは、最初に紹介した屋外、屋外での温度差によって自律神経が乱れることにあります。

また、うまく汗が出ないというのも原因に考えられます。

汗をかくことは、体温調節をする上でとても重要です。

特に夏場は、大量の汗をかくためにも水分もしっかり補給することが必要です。

冷房がかかった場所でずっと過ごしていたり、甲状腺機能低下させる病気を患っていると汗をかきにくくなります。

そして、体力の低下も夏バテの原因です。

夏場は、動くのも面倒で、火を使った料理を避けると、どうしてもさっぱりしたものや、食事が1パターンになったりして、栄養が偏ったりします。

栄養が偏ると当然体力は低下しますので、とても夏の暑さには勝てません。

昔から土用の期間には、滋養がつく食べ物を食べるのは夏バテ対策のためです。

夏バテの症状 対策はどうする?

夏バテは、食事で改善していくことをおすすめします。

まずは、食欲不振や疲労感を改善するのが良いでしょう。

土用の期間に食べる「う」のつく食べ物は特におすすめです。

その中の梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復が期待できます。

また、うなぎはビタミン類が豊富で良質な脂肪やたんぱく質を摂る事ができる上、肉に比べると消化もしやすいので、非常におすすめです。

ただ、うなぎは毎日は食べれませんよね(*^_^*)

食事に関しては、瓜類やトマト、レタスなどの旬の野菜や果物や肉や魚のたんぱく質をしっかり摂ることが重要です。

こちらの記事で土用の食べ物を紹介しています ⇒ 土用の丑の日のうがつく食べ物は何がある?うなぎ以外に何がある?

夏バテの予防はどうする?

夏バテの予防は、「屋内・屋外の温度差に気を付ける」、「汗をかく」、「体力をつける」ことが重要です。

体力については、食事でしっかりと養うことです。

屋内・屋外の温度差に気を付けるには、エアコンの使い方に注意することが必要です。

エアコンをかける場合は、屋内と屋外の温度差は5度以内に収めるのが理想です。

そして、一番暑い時間帯を越したらエアコンをかけず、窓を開けて扇風機を切り替えるなどするほうが良いでしょう。

また、日が当たる場所にすだれや遮光ネットを使っていると、室内が温まるのを軽減しますので、夕方は結構涼しいものです。

汗をかくためには、水分補給と汗腺機能のケアをすることです。

水分補給が重要なのはメディアでも再三言われていることですが、夏場はビールがおいしい季節です(*^_^*)

アルコールは、水分にならないというのは、ご存じだと思いますが、飲んだビールの1.5倍以上の水分が尿と共に排泄されていきます。

夏を楽しむためにも、しっかり水分も摂りながらお酒を飲みましょう。

皮膚表面のベタつきが、そのままだと汗をかいても、蒸発せず熱を逃がすことができません。

外出時は、ハンカチや汗ふきシートで汗を拭きとっていきましょう。

まとめ

夏バテの症状と対策について、どうだったでしょうか?

日本の夏は、高温多湿で海外の方でも、その暑さにびっくりするそうです。

何十年も日本に住んでいる日本人でも、この夏には慣れません。

しかし、しっかりと対策すれば、うまく付き合うことができます。

うまく付き合って、この夏を余裕を持って乗り切りましょう(*^^)v