お彼岸とは?お彼岸の墓参りとおはぎやぼた餅なのはなぜ?
今回は、お彼岸について紹介していきます。
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お彼岸とは?
お彼岸と言えば、何をイメージするでしょうか?
私は、“お墓参り”や“おはぎ”などです。
こういったイメージはありますが、実は親元を離れてからお彼岸にお墓参りをして、おはぎを食べたことはありりません。
言い訳としては、色々あるのですが実家とお墓が違う県にあるという理由なのですが、私と同じ境遇の方は多いのではないでしょうか?
そのため、お彼岸に対するイメージもかろうじて出たというのが正直なところで、最近までお彼岸がものなのか知りませんでした。
私と同じくお彼岸と聞いてもいまいちピンとこない方のために、お彼岸についてどんなものなのか見ていきましょう。
お彼岸の意味
お彼岸は仏教の行事で“彼岸”という言葉も仏教に由来しています。
彼岸というのは、そのまま意味を読めば向こう岸という意味ですが、仏様の世界のことで、私たちのいる世界は彼岸に対して此岸(しがん)と言います。
彼岸と此岸の間には、三途の川もしくは海が隔てられていると考えられており、岸という言葉が使われているそうです。
ちなみに彼岸は西側、此岸は東側にあるとされています。
そのため、お彼岸中は西側の太陽に向かって悟りを開けるように祈りを捧げるようになりました。
お彼岸はいつあるの?
お彼岸は、春と秋の2回あり、それぞれ春分の日と秋分の日を挟んで3日間の合計7日間です。
春のお彼岸:3月17日~3月23日
秋のお彼岸:9月20日~9月26日
お彼岸が始まる日を“彼岸入り”、終わる日を“彼岸明け”、真ん中の日に当たる春分の日と秋分の日を“中日”と言います。
なぜ、お彼岸がこの時期に行われるか気になりますよね?
太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分の日が、彼岸と此岸が最も通じやすくなる日として尊ばれたからです。
そのため、お彼岸にお墓参りをするようになったと言われています。
お彼岸の墓参り
お彼岸には、お寺で亡くなった方たちを慰めるために彼岸会(ひがんえ)という読経やご法話などが行われいます。
そのためお墓参りに行く前に、お寺の本尊や住職に挨拶をして、お墓へ行くのが、お決まりだったようです。
また、お墓ではまず、きれいに掃除と生け花やお菓子などをお供えし、ろうそく・お線香を手向けます。
そして、墓石に水をかけて、合掌。
これが、一般的なお彼岸のお墓参りの流れです。
お供えした食べ物は持ち帰り、ろうそく・お線香は消し切るのがマナーだそうです。
お彼岸におはぎやぼた餅なのはなぜ?
お彼岸と言えば、おはぎやぼた餅。
なぜ、おはぎやぼた餅なのでしょうか?
おはぎやぼた餅には、共通して小豆と餅が使われているます。
小豆には魔除け、餅には五穀豊穣の意味が込められているのです。
これは、日本古来からの願掛けで色んなところに小豆や餅は登場します。
また、甘いものが、昔は大変な御馳走であったことも、家族・親戚が集まる行事に振る舞われた理由の一つになったそうです。
おはぎとぼた餅の違い
さて、一見同じのように見えるおはぎとぼた餅の違いは、なんだと思いますか?
おはぎ:ぼた餅より小さ目で俵型、粒あん
ぼた餅:おはぎより大き目で丸い、こしあん
私の祖母が作ってくれたおはぎは、もち米の米粒の形が残った感じのものでした。
このように、地方によっておはぎとぼた餅の定義は変わることもあるようです。
そして、おはぎは“御萩”、ぼた餅は“牡丹餅”と漢字で書きます。
萩は秋の花なので、秋のお彼岸に食べ、牡丹は春の花なので、牡丹餅は春に食べます。
見た目が御萩でも、春に出てくれば牡丹餅ということです(o^∇^o)
まとめ
お彼岸についての内容でしたが、どうだったでしょうか?
最近では、先祖代々のお墓が近くにない方も増えて、お墓参りを年に1回することも大変だと思います。
私も、社会人になり年を重ねて、ご先祖様の偉大さを思い知り、出来るだけ年に1回以上はお墓参りをするように心掛けてる今日この頃です。
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