インフルエンザは自然治癒するの?何日くらい?子供でも同じ?
冬が近づくと心配されるのは、流行病です。
特にインフルエンザは、毎年のように猛威を奮っています。
私も経験がありますが、高い熱が出て頭がぼーっとします。
また軽い風邪と違い、インフルエンザになると動くのが本当につらくなります。
タミフルなどの薬が出始めてからは、インフルエンザのときは病院にいくのが常識になっています。
私もですが、世間一般のイメージとして、なんとなく「薬がないと治らない病気」になっています。
予防接種もあるくらいですから、たしかに警戒すべき病気なのでしょうが、インフルエンザは、自然治癒できないのでしょうか?
今日は、冬の流行病「インフルエンザ」について紹介します。
Contents
インフルエンザは自然治癒するの?
冒頭の内容に被りますが、インフルエンザの世間一般のイメージは「薬がないと治らない病気」というイメージでしょう。
テレビや新聞でもインフルエンザ対策などの宣伝がされていますから、それらの影響もあり当然のイメージではあるでしょう。
さてインフルエンザの自然治癒が可能かどうかについてですが、インフルエンザ自体は、薬ができるずっと昔からあったらしいのですが、昔の人はどうしていたのでしょう。
答えは当然、薬はありませんので、「自然治癒で治していた」でしょう。
実際にその昔、全世界で4000万人とも言われる死者数を出した「スペインかぜ」も死者数は、全体の6~7%です。
≪参考≫「インフルエンザの歴史」SARAYA CO., LTD
残りの93~94%の人は、お医者さんにかかっていたとしても、ほぼ自然治癒だったでしょう
スペインかぜとは、ウイルスの型が違いますが現代でも同様です。
私も経験済みですが、初めての高熱に少し弱気になりましたが、栄養をとってよく寝たら薬を飲まなくても治りました。
さらに新型インフルエンザの場合でも、同じ事が言えます。
猛威を振るうのは、どちらかというと季節性インフルエンザ(A/H3N2やA/H1N1)の方です。
新型インフルエンザの国の見解を紹介します。
また、周囲の方々も、感染させないように配慮するようにしましょう。 厚生労働省
ただし、注意してもらいたいのは、高齢の方や持病がある方です。
現代のインフルエンザの死亡率は多くても0.1%程度と言われています。
全体で見ると死亡率は低いですが、60代以降から非常に死亡率が高くなります。
≪参考≫「インフルエンザの年齢別にみた発生数は?」バイオウェザー・ウェブサイト
軽い症状なら何ら問題はありませんが、健康な方でも重症であれば医療機関にかかるのがいいでしょう。
インフルエンザの自然治癒は何日くらい?
薬に頼らずにインフルエンザを治せることが分かりましたが、自然治癒だとどのくらいの日数で治るのでしょうか?
仕事やプライベートで忙しい方は、気になりますよね?
個人差はあるようですが、4~5日程度で熱が下がり約1週間で治るようです。
私も過去に季節性インフルエンザに罹りましたが、3日程度で熱が下がり5日目には自然に治っていました。
ちなみにタミフルなどの薬を使うと高熱を抑えて、全体として1~2日程度治る期間が早まるようです。
ただし薬を使用するには症状が出てから48時間以内に服用しないといけません。
もし48時間以降に服用を開始した場合は、十分な効果は期待できません。
インフルエンザを治すためには、自然治癒にせよ、薬を使うにせよ安静にしてしっかり休養することが重要です。
インフルエンザにかかったらどうすればよいのか?
1.具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
2.安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
3.水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
4. 咳やくしゃみ等の症状のある時は、うつさないために、マスクを着用しましょう。
5.人混みへの外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
≪参考≫「インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?」厚生労働省
また、高熱が長引いたり、熱などの症状がぶり返したりしたら場合には、合併症が疑われますので、病院で診察を受けて下さい。
インフルエンザの自然治癒は子供でも同じ?
インフルエンザは、0~19歳が罹患率が非常に高いです。
特に小さい子供さんをお持ちの方は心配になると思います。
インフルエンザは、子供も同じ期間で自然治癒します。
適切な対応をするために病院へ行くことをおすすめしますが、慌ててすぐに受診しても、インフルエンザが原因なのか診断を確定出来ないことも多いようです。
熱の出始めはつらいですが、1日安静にして様子を見た方がいいでしょう。
インフルエンザは、子供(特に5歳未満の乳幼児)の脳症等の合併症は心配すると思います。
インフルエンザ脳症になることは、まれらしいですが年間に100~300人は罹患者が出るようです。
注意が必要な症状として、けいれん、熱性せん妄が挙げられ、これらの症状を認めたときには医療機関を受診し、その後の意識状態の変化をみながら注意深く観察する必要があります。
私も小さい時に高熱が出ておばけがいるように見えて、怖かった経験があります。
今思えば、あれは「熱性せん妄」だったのだなと思いました。
まとめ
インフルエンザについての紹介どうだったでしょうか?
現代は、医学の発達で薬があり、非常に便利です。
しかし、ウイルスも大人しくはしていません。
薬に対して耐性をつけてきます。
ウイルスが耐性をつける速度は早くて、政府も毎年調査を行うほど警戒しています。
薬には、迅速に治すというメリットがあります。
そして、自然治癒にもメリットあり、自身の体に免疫をつくり、ウイルスに薬耐性を作らせないということです。
出来ることなら、自然治癒さてたいものです。
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