卵酒は風邪に効く?卵酒の作り方は?風邪薬の飲み合わせはあり?
風邪ときの食べ物と言えば、卵酒ですよね。
飲んだことも、見たこともないという人もいるのではないでしょうか?
実は、私も大人になるまでどんなものか知りませんでした。
イメージとしては、日本酒に生卵を投入して飲む感じで正直「オエーッ」という感じでした。
大人になって飲んだものは、イメージと反して見た目も味も飲みやすいものでした。
無知とは、損なことです。
しかし、卵酒って効くのでしょうか?
薬を使うことに抵抗がない現代では、「風邪のときには卵酒」というのも迷信のようになりました。
今日は、卵酒の効果などあれこれを紹介したいと思います。
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卵酒は風邪に効く?
民間療法である「卵酒」ですが、その歴史は古く江戸時代初期に「料理物語」という本で紹介されています。
私のおばあちゃんも「風邪のときは卵酒」と言っていたので、その効果はあったのでしょうし、広まったのでしょう。
現在では、安価で薬に手に入れることが出来ますし、手間もかからないため風邪のときに卵酒を飲む人はあまり聞かなくなりました。
さて、迷信になりつつある卵酒の効果のほどですが、卵と酒のコンビネーションが、良いということが分かりました。
まず、卵についてですが、卵の卵白には「リゾチーム」という酵素が含まれています。
これは、ヒトの涙や鼻水、母乳にも含まれており、細菌を殺す作用があります。
この「リゾチーム」が、風邪菌と戦ってくれるのです。
さらに、痰や鼻水を体外に出そうとするため、痰や鼻づまりが解消され、呼吸を楽にしてくれます。
これを知ると風邪薬の効果だと驚きますが、実際に卵白から「リゾチーム」を抽出して風邪薬にも応用されています。
現代医学にも利用されていることから考えても、その効果は本物でしょう。
また、卵は「完全栄養食」と言われるほどの食品です。
病気の時に必要な栄養をつけてくれます。
次に酒についてですが、風邪の時にお医者さんに言われることってなんでしょうか?
「しっかり栄養をとって、しっかり睡眠をとってください」です。
酒は、寝つきを良くしてくれる上に血行を良くして体を温める効果があります。
体温を上げることで、ウイルスや細菌の活動を鈍らせます。
卵酒は、理にかなっており、人の治癒力を高めてくれるわけです。
おばあちゃんが言っていた「風邪のときは卵酒」は、迷信ではない立派な民間療法でした。
ちなみに卵酒は、風邪のひき始めにのものが良いですし、冬の就寝前に飲むのも良いでしょう。
卵酒の作り方は?
卵酒の効果も分かったところで卵酒の作り方を紹介します。
材料:卵 1個 日本酒 200ml(1カップ) 砂糖 小さじ(1~2杯)
1.日本酒1カップをやや熱めにしておく。
2.卵を泡だて器でよくかき混ぜ、砂糖小さじ1~2杯を加える。
3.燗をつけた日本酒を少しずつ卵に混ぜ合わせる。
4.改めてほどよく燗をつけて完成。
砂糖の量は、日本酒の味次第ですので、調整してください。
素材は、こだわる必要はないと思いますが、強いて言うなら、日本酒は甘口がいいでしょう。
失敗例としてよくあるのが、燗をつけた日本酒にとき卵を入れて卵が凝固して日本酒卵スープになることです。
必ず、とき卵にゆっくりと日本酒を入れて混ぜ合わせましょう。
また、日本酒を梅酒に換えてもおいしく飲めます。
さらに最近では、お湯を入れるだけの卵酒も販売しています。
保存もきくので、買い置きしておけば心強いですね。
卵酒と風邪薬の飲み合わせはあり?
既にやってしまっている人もいるかもしれませんが、卵酒と風邪薬の飲み合わせは避けましょう。
私も卵酒を風邪を治すためのゲン担ぎ程度くらいでしか考えておらず、風邪を治す本命として風邪薬も飲んでいました。
アルコールは、薬の効果を消したり、逆に強めたりすることがあるらしいです。
特に薬の力を強めてしまうと、体に悪影響を及ぼす場合が多々あります。
私は、運よく特に何事もありませんでしたが、事故につながる可能性があるので止めましょう。
風邪の時は、卵酒か風邪薬かのどちらかにしましょう。
卵酒を飲んだなら、効果は紹介した通りですので、風邪薬を飲む必要はありません。
まとめ
卵酒のあれこれについての紹介どうだったでしょうか?
昔は、卵もお酒も貴重品だったようですので、もちろん卵酒なんかは高級品だったでしょう。
今では、どちらも簡単に手に入る食材で、むしろ常備されてあるくらいです。
私も医薬品に頼る癖がついてしまっていたので、家にある食材で理にかなった薬を作れることに感心しました。
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