親知らず 抜かないとダメ?抜かなくていい?抜かないとどうなる?
親知らずが生えいても痛みがないと、そのままにしてしまっている方は多いです。
世間一般では親知らずは抜歯というのが常識ですが、抜かずに済むなら抜きたくないですよね?
歯を抜くこ自体、何だか気が進みませんし、実害がなければ抜く必要を感じないでしょうから、そういった心理も当然です。
実際に親知らずを抜かなくて良いケースもあります。
でも、親知らずが原因で腫れや痛みなどのトラブルを起こすと痛いのなんの!他の健康な歯にも影響を及ぼす場合も・・・。
今回は、親知らずの抜くケースと抜かないケース、そして抜かないとどうなるのか?を紹介します。
チェック!!>>>親知らずの抜歯の値段や時間はどれくらいかかる?やっぱり痛い?チェック!!>>>親知らずの抜歯で小顔になる?小顔になった?メリットやデメリット
Contents
親知らず 抜かないとダメ?
親知らずは、思春期ごろから生えてくる可能性があり、最大で上下左右4本生えます。
若いうちに親知らずに悩ませることもあれば、若い時は何ともなく過ごして年を取ってから悩まされることもありますし、生涯特に何事もない方もいます。
そして、親知らずが生えている状態でも痛みがある方と痛みがない方がいて、抜くのが億劫になっているは、おそらく痛みがない方でしょう。
害になっているという実感がなければ、抜こうとは思わないのは当然でしょう。
歯医者さんには悪いですが、歯が痛くもないのに歯医者さんには行きたくないですしね。
しかし、親知らずを抜いた方が良いのか、抜かなくても良いのかという重要な基準は、痛いかどうかにはありません。
『親知らずが歯として機能しているか?』や『今後もしっかり歯磨きが出来る状態か?』ということがポイントになってきます。
痛みがなくても、親知らずが生えたことによって歯並びや噛み合わせに影響があったり、歯磨きし辛い部分なので汚れ溜まって虫歯になりやすくなったりします。
親知らずに虫歯が出来ると手前の歯も虫歯に侵されてしまします。
親知らずの中でも最もトラブルが多いのは下の親知らずです。
生え方も様々で人によって違います。
他の歯と同じ様にまっすぐ生えてきている『まっすぐタイプ』、前歯の方に向かって斜めに生えてきている『斜め傾きタイプ』、目視では確認し辛い奥歯の根元にぶつかるように横に倒れている『潜水艦タイプ』などがあります。
どのタイプの親知らずも痛くなったり、歯茎が腫れてしまったりします。
一見、まっすぐタイプなんかは大丈夫そうな雰囲気がありますが、親知らずと親知らずの奥の歯茎と隙間に汚れが溜まりやすく、歯磨きもし辛いので他のタイプと同様で様々なお口トラブルの原因になります。
親知らずを抜いた方がいい場合
こんな時は絶対にもう歯医者さんに相談した方が良いという場合を紹介します。
1.親知らずの周辺の歯茎の腫れて、3ヵ月以内の短期間で繰り返される場合
2.親知らずが原因で手前の永久歯に虫歯になりやすい場合
3.虫歯の状態や状況で治療器具が入らないなどで、親知らずの虫歯の治療が出来ない場合
4.歯並びや噛み合わせに影響がでている場合
上と下の親知らずが同時に生えている場合は、親知らず同士の噛み合わせが悪くなることがほとんどで、非常に虫歯になりやすいです。
また横向きに生えた親知らずは、歯並びや噛み合わせにも悪影響を与えます。
大人になって親歯並びや噛み合わせ悪くなってしまうと、それを元に戻すのに大変な時間と手間がかかってしまいます。
痛みなどの実害を感じなくても、自分の親知らずがどのような状況かはチェックしておきましょう。
親知らず 抜かなくていい場合もある?
親知らずを抜いた方が良いケースを紹介しましたが、一方で親知らずを抜かなくても良いケースもあります。
抜歯には少ないにしてもリスクも伴っているため、抜く必要がなければ親知らずと言っても抜かないこともあるのです。
1.親知らずの歯が骨や歯茎に完全に潜り込んでいる場合
2.親知らずが原因で痛みや腫れなどのトラブルがない場合
3.親知らずの歯磨きが問題なくしっかり管理できる場合
4.親知らずが腫れたことがあっても、きれいに生えてきているおり、奥歯として機能している場合
5.将来的にブリッジや義歯の土台に利用できる場合
また、親知らずが虫歯になっていても、虫歯が小さく、しっかり歯としての働きが出来ている場合は、親知らずを治療することもあります。
このように、親知らずだからといって絶対に抜くわけではありません。
ただし、歯医者さんは抜かずに様子を見るというかたちです。
その後の経過で抜く可能性もありますので、油断は禁物ですよ。
親知らずの歯磨きの方法
もし、抜かないで良い場合は日頃からの歯磨きをしっかりと行うことで親知らずの痛みや腫れを予防出来る可能性が高まります。
親知らずの生え方で汚れが溜まり方も違い、歯磨きのやり方も変わってきますので、タイプ別で汚れを取るイメージを紹介します。
まっすぐタイプ
親知らずと、その奥の歯茎との隙間に汚れが溜まりやすいので、親知らずの奥の部分の汚れを取るようなイメージで歯磨きましょう。
斜め傾きタイプ
親知らずと手前の歯のぶつかっている部分に汚れが残りやすいので、横にゴシゴシと歯ブラシを動かして磨きましょう。
潜水艦タイプ
完全に見えない親知らずは、手前の歯の後方に汚れが溜まりやすく、炎症の原因になることがあります。そのため親知らずの手前の歯の後方をしっかりと磨きましょう。
親知らずに炎症がある場合は毛先の柔らかい歯ブラシが低刺激なためおすすめです。
また口の中をイソジンなどのうがい薬をで消毒するのも有効なケアです。
親知らず 抜かないとどうなる?
親知らずは、その周辺の歯茎の痛みだけが症状のように思われていますが、それだけではありません。
・口臭
親知らずは歯磨きがし辛く汚れが残ってしまい口臭の原因になります。
・頭痛・肩こり
親知らずが生えて噛み合わせが悪くなった場合、アゴ周辺の筋肉に負担がかかるようになります。アゴ周辺の筋肉が硬くなるとでアゴから繋がっている首や頭の筋肉も硬くなって、血行不良を原因とする頭痛や肩こりが引き起こされます。
また、噛み合わせが悪い場合は虫歯にもなりやすくなるので、虫歯ではない側ばかりで噛むようになってしまうことも、このような症状の原因なります。
・内臓・心臓への感染
親知らずの周辺の腫れを放置している場合、細菌がアゴ部分から内臓や心臓まで炎症が進むことがあり、首から下へと感染が広がると、死亡率20%以上とも言われており、非常に危うい状況になります。
これは、まさに最悪のケースで、アゴから喉に感染が広がると喉の下が膨らみ始めて、発熱や倦怠感などの症状が出ます。
ここまで来ると入院しないといけないこともあります。
さらに、稀に喉の下の、首、胸の周辺へと細菌が広がった場合、内臓や心臓にまで影響を及ぼす可能性もあり、一刻を争う事態です。
このようなケースは特別であるにしても、親知らずを抜くのと放置した末路の痛みのどっちがマシかは、天秤にかけるまでもないですね。
親知らずを抜くのは少し覚悟と勇気がいりますが、抜いてしまえば、もう安心です。
最近、親知らずが生えてきた方や、痛みの原因として親知らず疑わしいという方は、出来るだけ早く歯医者さんに相談してみましょう。
まとめ
親知らずについての内容でしたが、いかがでしたか?
親知らずが生えているなら、一度歯医者さんに相談するのが得策だと思いますが、抜くとなった場合を考えると、ちょっと気がひけますよね。
そんな時は放置した末路と少しの覚悟を天秤にかけてみてください。
放置して、腫れや痛みを我慢し続けるより、歯医者さんで抜歯をしてもらった方が良いはずですよ。
少し覚悟で、親知らずの悪夢から解放されます。
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