都市ガスとプロパンガスの違いは?ガスコンロが違う?料金は?

2016年9月23日

住居探しをしていると、よく目にするガスのタイプ。

大きく分けて、「都市ガス」と「プロパンガス」があります。

ガスのタイプは、割と住居を探す際の検討材料のひとつになります。

今回は、都市ガスとプロパンガスの違いについてメリットやデメリットも含めて紹介します。

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Contents

都市ガスとプロパンガスの違いは?

ガスコンロ

都市ガスとプロパンガスは同じガスでも、違いがあります。

都市ガスとプロパンガスでは、原料と供給方法が違います。

都市ガスとプロパンガスの原料は?

【都市ガス】
○天然ガス(主な成分は燃える気体メタン)
≪特徴≫
空気より軽い

【プロパンガス(LPガス)】
○液化石油ガス(主な成分はプロパン・ブタン)
≪特徴≫
空気より重い

※どちらともガス漏れ時にすぐに気が付くよう匂いをつけてあるが、本来は無色・無臭。

都市ガスとプロパンガスの供給方法は?

【都市ガス】
○地下のガス導管を通じてガスメーターを経て家庭に供給される
≪特徴≫
・ガス導管は主に住宅がたくさんある都市部しかないため、供給できる地域が限られる
・都市部でもガス導管の導入費用が掛かるため、大家さんが導入していない住宅もある

【プロパンガス(LPガス)】
○ガスたボンベを業者が自宅まで配送してくれる
≪特徴≫
・都市部以外でも導入できる
・家庭ごとに独立しているので災害に強い

都市ガスとプロパンガスの料金の違いは?

都市ガスとプロパンガスの違いは料金にもあります。

都市ガスは「公共料金」ですが、プロパンガスは業者の自由価格となっているので地域差がでてしまうのです。

それ故に住居を検討する場合の大きな検討材料にもなるわけですね。

一般的には、都市ガスの方がプロパンガスに比べて料金が安いです。

地域差はありますが、プロパンガスは都市ガスの1.1~2.2倍程度高いようです。≪参考:プロパンガス料金消費者協会≫

そのため他県に引っ越したら、ガス料金が高いなんてこともあります。

私が住んでいる地域は、1.5倍ぐらい料金が変わってくるのでも住居を探す際は都市ガスの住居を探します。

都市ガスのメリットはこの料金の安さと地域差がないということです。

都市ガスとプロパンガスのガスコンロは違う?

ガスコンロには、都市ガス用とプロパンガス用があります。

もちろん都市ガス用のコンロではプロパンガスには対応できません。

さらに都市ガスは地域によってガスの種類(13Aや12Aなど)が違うことがあるため、同じ都市ガスでも利用できないものもあります。

そのため都市ガスの住居から都市ガスの住居に移ってもガスコンロを含むガス器具を買い替えないといけないかもしれません。

その点プロパンガスは、成分が全国共通のものになっているため壊れでもしない限りずっと同じガス器具を使い続けることができます。

ガス器具については、引越しの際などは確認しておいた方が良いでしょう。

都市ガスはランニングコストが安いですが、場合によっては初期費用が高くなる可能性があります。

プロパンガスのメリットは他にもあります。

プロパンガスのメリットはあるの?

比較するとランニングコストが安い都市ガスの方に魅力があるように感じますが、プロパンガスにもメリットがあります。

【火力が強い】
プロパンガスは都市ガスの2倍近くものカロリーを誇ります。

なので、例えばお風呂が沸くまでの時間が早い。

火力が強いので料理の完成度もグッドです。

ちなみに、大半の飲食店はプロパンガスを導入しています。

【災害に強い】
地震などの災害が発生した場合、都市ガスを供給するガス導管は地中に埋まっているため破損などがあると、復旧に時間がかかります。

しかし、プロパンガスはガス管にボンベをセッティングしているためメンテナンスが簡単なため速い復旧が期待できます。

青森県や岩手県では都市ガスとの料金差はあまりないようですので、そういった時に参考にしてください。

まとめ

都市ガスとプロパンガスの違いは?

1.原料や供給方法が違う

2.都市ガスは「公共料金」、プロパンガスは「自由料金」

3.ランニングコストなら都市ガスの方が安い

4.ガスコンロはそれぞれ専用がある

5.プロパンガスの成分は全国共通

今回は、都市ガスとプロパンガスの違いについてでしたがどうだったでしょうか?

引越しなどの際の参考にしてみてください。

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