正月の鏡餅はいつから、いつまでなの?飾る場所は?飾り方は?

2016年3月30日

お正月の飾りつけと言えば何を思い浮かべるでしょうか?

門松、注連縄(しめなわ)、鏡餅。

全て、お正月と言えばという飾り付けですが、されていますか?

集合住宅にお住まいの方だと、スペースの問題などで飾らない方も多いかもしれません。

しかし、鏡餅だけは飾り付けている、もしくは飾り付けたいという方はいるでしょう。

鏡餅は、神様をお迎えする大切なお供え物です。

今日は、鏡餅のルールについて紹介します。

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正月の鏡餅はいつから、いつまでなの?

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鏡餅を飾るうえで、まず確認しておきたいのは「いつから、いつまで飾るのか」です。

ちなみに大晦日や年明けの1月1日からではありません。

意外と今までに飾ったことがある方でも勘違いされている方もいると思います。

神様は1月1日(元旦)にいらっしゃいます。

ですので、お迎えするために鏡餅は元旦より前に御供えします。

最低でも12月30日までに御供えするのが良いとされています。

早く飾っても問題ではないようが、縁起を担ぐなら「八(末広がり)」がつく28日が最適でしょう。

また、飾ると縁起が悪い日もあるので注意しましょう。

・12月29日 「九(苦)」が入るので縁起が悪いとされる

・12月31日 「一夜飾り」と言われ、これも縁起が悪いとされている

鏡餅を飾るのは、12月28日か30日、またはそれ以前に飾るのが良いということです。

では、年が明けて無事に神様をお迎えした後はいつまで飾る続けるのでしょうか。

ここからは、地方によって文化が出るところですが、一般的には1月7日までとされています。

これは、神様がいらっしゃる期間である松の内が1月7日までだからです。

松の内が終わったら、鏡餅を下げましょう。

当然下げても、鏡開きはまでは食べないようにしましょう。

西日本では、松の内を1月15日までとすることもあるようです。

ちなみに鏡開きは、1月11日に行います。

正月の鏡餅を飾る場所は?

鏡餅はどこに飾るのでしょうか?

私の実家では、玄関と神棚とテレビの上にもありました。

これは、答えはシンプルで飾りたいところ、飾れるところで良いようです。

大切なのは、神様に対する「感謝」の気持ちです。

どこでも良いと言うと逆に迷うと思いますが、定番といるのは床の間、玄関、神棚でしょう。

床の間や神棚はご家庭によっては、ないところはリビングなどが一番無難でしょう。

そして、飾る数は私の実家のように複数でもOKです。

小さい鏡餅を書斎や仕事場に置くのも良いと思います。

数が多ければいいと言うわけでもありませんが、一年の無事の感謝をお供え物で表します。

お供え物として役目を終えた鏡餅は、神様からの賜り物になりますのでご利益があるかもしれません。

正月の鏡餅の飾り方は?

最近は、一式になったものがお店に売られていますので、飾り付けはしたことないという方も多いと思います。

飾りにも日本人ならではのシャレが効いていますので、紹介します。

海老
海老の反った形を例えて、腰が曲がるまでの長生きすることを祈ります。


木から落ちずに大きく育つことから、「代々」大きくなって落ちないというシャレです。

串柿
喜(よ)いことがやってくる(嘉来 )というシャレ。

昆布
これも、シャレでよろこぶ(よろ昆布)。

裏白
古い葉とともに新しい葉が次第に裏になり伸びてくるので、長く繁栄していってほしい願いを祈ります。

搗栗(かちぐり)
ゆでて干した栗の実。勝栗(かちぐり)というシャレです。

譲葉
新しい葉が大きくなってから古い葉が落ちるので、代々家系がうまくつながってゆくことを祈ります。

-「伝統的なお飾り」日本鏡餅組合-を参考にしました。

 
鏡餅の飾り方について紹介した動画があります。

市販の鏡餅に縁起担ぎで飾りを足すのもいいと思いますよ。

まとめ

鏡餅についての紹介どうだったでしょうか?

内容をまとめていきますと、

1.鏡餅は、いつから?
  12月28日、30日かそれ以前。また縁起が悪い日は避ける。

2.鏡餅は、いつまでなの?
  1月7日に下げる。地方によっては15日に下げる。
  ちなみに鏡開きは、1月11日。松の内が15日の地域は15日が鏡開き。

3.鏡餅を飾る場所は?
  飾りたいところに飾る。定番は床の間、玄関、神棚。
  床の間や神棚がない場合はリビングでOK!

4.鏡餅の飾り方は?
  動画を参照のこと。

とにかく昔の人は縁起を担いで、神様への感謝を惜しみません。

お正月の飾りも神様やご先祖さまへの感謝の形です。

もし、鏡餅を作る機会があれば張り切ってやってみてください。