捻挫、肩こり、寝違えは温める?冷やす?温め方や冷やし方は?

2016年5月5日

このブログでも、運動の記事を掲載していますが、運動のつきものと言えばケガです。

運動中に捻挫をしたり、また仕事の疲れなどの肩こりがなかなか治らなかったりするとき、「冷やす?温める?」と迷ったことはありませんか?

分からないまま放置してしまうと、あとあと泣きを見ます。

今日は、ケガの対処法について紹介します。

Contents

炎症は温める?それとも冷やす?

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最初に温めることと冷やすことにどういった効果があるかを確認しましょう。

一つ目に患部を温める効果から確認します。

患部を温めると血流が活発になります。

血流を活発にすると患部の老廃物などを排出する作用があり、治癒を早めてくれます。

次に患部を冷やすとどうなるかです。

温めるとは逆に冷やすと血管が収縮しますので、血流を鈍らせ、組織の代謝を減らします。

こうして比べると、温めた方がいいのではないかと見えるかもしれませんが、冷やす行為は非常に大切です。

捻挫や肩こりなどは、患部の筋肉が傷ついて、炎症を起こしているケースが多いです。

そのため、いきなり温めてしまうと血液の循環が活発になり、細胞の損傷を一層激しくしてしまう可能性があります。

そこで、まず冷やして、炎症を抑える必要があります。

スポーツをしていた人だとよく「アイシング」なんて言葉を聞きませんか?

捻挫や打撲の時にコールドスプレーや氷嚢を使いませんでしたか?

野球のピッチャーも投げ終わった後に肩にアイシングをしています。

もし、迷ったら冷やしてケガが悪化することは、ないので冷やした方が無難でしょう。

捻挫、肩こり、寝違えは温める?冷やす?

捻挫や肩こりの対処法について紹介します。

・捻挫  まず冷やし、炎症が治まったら温める。(打撲や肉離れも同様)

・寝違え 炎症が治まるまで冷やす。

・肩こり 腫れや患部に熱や痛みがない時は、温める。炎症を起こしていれば冷やす。

もし、冷やした後に、温めてズキズキと痛むのであれば、炎症が治まっていないということです。

そして、先にも紹介したように迷った時は、冷やすを選んだ方が無難です。

もし例外があるとしたら、筋肉がガチガチに固まって突っ張っているときです。

温めることで、血行が良くなって筋肉がほぐれるからです。

ストレッチをして患部に痛みがあったり、熱や腫れがあったら炎症の可能性が高いので冷やしましょう。

温め方は?冷し方は?

患部を冷やす場合は、氷水が一番効率よく冷やせます。

少し理科的な内容ですが、氷が水に変わるときに周囲から熱を奪うため、患部が効率よく冷えるようです。

そして、ずーっと氷水に患部を浸けるのではなく、冷たさで感覚がまひしてきたら、一旦止めて、患部に熱を感じるようになってきたら再度冷やしましょう。

もし、氷水がないときは、水道水などの流水で冷やすの良いでしょう。

何よりも対処が早い方がいいです。

また、コールドスプレーは、患部の表面しか冷却できないので、一時的に痛みを和らげる応急処置用と思いましょう。

また、肩こりの時に温める方法は、お風呂で湯船に浸かるのが、手軽で効果が期待できます。

余談ですが、湿布にも冷湿布と温湿布がありますよね?

大体の場合は、温かく感じるカプサイシンと冷たく感じるメントールの配合の違いだけで、どちらとも消炎鎮痛剤で痛みを和らげてくれます。

あたな自身が、どっちが気持ちいいかで決めて差し支えないでしょう。

まとめ

ケガの対処法についてどうだったでしょうか?

ケガ後の対応は非常に大切です。

ケガ後の早めの対応で、治り方には大きな差が出ます。

大なり小なり運動にケガはつきものですの対処法の知識があって損はないと思います。